本記事では、パナソニックの最新ななめドラム洗濯乾燥機「NA-VG2900」のメリット、デメリットや購入がおすすめの人、おすすめしない人について解説します。
NA-VG2900はパナソニックのななめドラム洗濯乾燥機「Cuble」シリーズの最新機種で、2023年モデルの「NA-VG2800」の後継機種にあたります。
本機種はましかくなキュービックフォルムが特徴で、設置場所を選ばないコンパクトサイズなのに大容量であり、洗剤/柔軟剤の自動投入やナノイーX搭載でのカビ除菌機能、温水泡洗浄機能などが人気の機種です。
一方では、乾燥方式がヒーター式である点や色の選択肢が少ない、といったデメリットもあります。
NA-VG2900に対する評価
NA-VG2900に対する評価は以下の通り。
- 洗濯機能は申し分なし
- 自動投入や遠隔操作で時短ができる
- Cubleデザインは唯一無二
- ナノイーX対応で洗濯槽のカビ予防
洗濯機能は申し分なし
洗濯については、温水泡洗浄機能やナノイーX対応といった菌やニオイを取り除く機能が具備されており、2024年新製品のフラッグシップモデルであるNA-LX129Dと同等の性能となっています。
Cubleモデルだから洗濯に不満が残るということもなく、過去のCubleシリーズの口コミでも洗濯においての悪い評判は少ないのと、さらに本機ではナノイーXが搭載されているため、より高い洗浄力が期待できます。
洗剤の自動投入やスマホの遠隔操作で時短ができる
洗剤の自動投入についてはトリプル自動投入ではないですが、洗剤/柔軟剤はコースや洗濯量に応じた分量を自動で計測してくれるため、毎回の洗濯時の洗剤を入れるという手間がなくなります。
また、スマホでの操作も可能となっているため、もともと洗濯だけの予定だったけど帰りが遅くなったから乾燥もさせたい、と言ったときに外出先からスマホで操作できるのもメリットです。
今まで無駄に時間がかかっていたことが簡略化でき、時短につながるのは良いですよね。
Cubleデザインは唯一無二
Cubleを選ぶ人が一番惚れるポイントはこのデザインだと思います。
性能はある程度あってくれれば、もうこの形だけで「買いたい!」という人も多いはず。
正直他のメーカーの洗濯乾燥機において、同じような見惚れるデザインはいまだにないと言っても過言ではありません。
2015年のCuble発売以降、牙城が崩されていない感はありますね。
ナノイーXで洗濯槽のカビ予防
パナソニック独自のイオン技術のナノイーですが、そのイオン数が10倍(=ローマ数字でX)となるナノイーXが搭載されています。
数が多いことでより菌の予防ができるため、これまで以上に洗濯物の菌の繁殖を防いだり、洗濯槽のカビ予防等にも繋がります。
特に洗濯槽のカビについては洗濯機の宿命であり、どうしてもいつかはカビてしまうものですが、その時期を遅らせることができる、つまり買い替え頻度を減らすことができるというメリットもあります。
NA-VG2900のメリット
以下、NA-VG2900のメリットをまとめています。
洗剤の自動投入(洗剤/柔軟剤)のため洗濯時間節約につながる
本機種は洗剤の自動投入の対象機種。
毎回の洗濯で洗剤を計っては入れ、計っては入れ…というのは非常に時間もかかり面倒ですよね。
自動投入であれば詰め替え用の大きな洗剤を事前に入れておくことができるので、継ぎ足しの手間も不要。
洗濯の時短に大きく寄与する機能です。
設置場所を選ばないコンパクトサイズ
NA-VG2900は幅600mm、奥行きも665mmとドラム式洗濯機の中ではコンパクトサイズ。
さらに形もCuble特有の直方体で狭い場所にも収まりやすいのが特徴です。
洗面所など、洗濯機置き場の間取り的にドラム式洗濯機を諦めてしまう家庭も多いかと思いますが、Cubleなら置ける、という所は多いはず。
単身家庭にもおすすめの機種です。
ナノイーX搭載で洗濯槽のカビ予防も可能
NA-VG2900はパナソニックの最新技術であるナノイーX搭載機種。
ナノイーXは従来のナノイーよりも10倍のイオン数で除菌やカビ予防をしてくれる機能ですが、これが洗濯槽のカビ予防にも役立ってくれます。
ナノイー搭載機種は上位グレードの機種なので、コストが上がる要因になってきますが、洗濯機は意外と消耗品。
下手に安い機種を買ってしまうと、使い方にもよりますがすぐ洗濯槽の裏がカビてしまい、洗濯物にカビ汚れが付着してしまいます。
できるだけ長く使いたい場合、洗濯槽のカビ予防は必須。
ナノイーXがそのカビ予防の一端を担ってくれるので、買い替えサイクルを遅らせることができます。
温水泡洗浄機能搭載で黄ばみやニオイ、菌まで落とせる
NA-VG2900は温水泡洗浄搭載機種です。
温水で洗う、というよりも、洗剤を温めることで効果が発揮されるこの機能。
洗剤の温度を上げることで酵素を活性化させ、水で洗うよりも菌の抑制や黄ばみ落としに効果を発揮します。
通常は温水を40°Cにするコースで洗いますが、白色の服にはより強力な60°Cコース、おしゃれ着用には30°Cのコースを用意していたりと、温水の中でも選べるコースが多いのが嬉しいですね。
スマホからの操作にも対応
本機種はスマホからの操作もできる機種。
コースによっては洗いで終わるコースもあるため、その後乾燥させたいという場合に、リモートで洗濯機を操作できるのは嬉しい機能。
特に働いていて日中帯に家にいないような家庭はほぼ必須の機能と言っても過言ではないです。
NA-VG2900のデメリット
以下、NA-VG2900のデメリットです。
乾燥方式がヒーター式
本機種の一番のデメリットはやはり乾燥方式がヒーター式であるということ。
ヒーター式は高い温度で一気に乾燥させるため乾燥時間が早いというメリットはあるものの、洗濯機の部屋の換気が必要であったり、ヒートポンプ式に比べて衣類が傷みやすいというデメリットがあります。
そういった点もあり、上位機種では軒並みヒートポンプが採用されていますが、Cubleは当初からずっとヒーター式が採用されています。
サイズ的に実現が難しいということなのでしょうか…
2024年フラッグシップモデルのNA-LX129Dはヒートポンプ式が採用されています。
色の選択肢が少ない
もともとCubleは白やメタリックな色もあり、カラーバリエーションは豊富だったのですが、2024年10月発売のNA-VG2900は黒の一色展開。
洗濯機の色は清潔感のある白がいい!という人にとっては黒しかない本機種は敬遠されるかもしれません。
ただ、逆に洗濯機で黒という機種は少ないので、黒が良いという人にとってはデメリットではないです。
逆に、メーカー側も唯一無二のデザイン性を狙い、ターゲットをピンポイントで絞っているという見方もできますね。
左開きタイプしかない
型番を見てもわかりますが、NA-VG2900Lとなっていて、Rがありません。
コレはつまり、扉が左開きタイプしかない、ということ。
通常は1機種でもL/Rというように開く方向が両側対応できるように制作されていますが、VG2900は一方向のみです。
間取り的に、左開きタイプで問題ないという人にとってはここはデメリットではないかなとは思います。
まとめ
NA-VG2900のメリットとデメリットをまとめました。
Cubleシリーズが良いという人にとっては本機種一択となります。
本記事が機種選定の参考になれば幸いです。