Panasonicの洗濯乾燥機に搭載されている「温水スゴ落ち泡洗浄」。
今までは「スゴ落ち泡洗浄」の機能のみでしたが、2023年モデルから「温水」機能が付加されました。
温水というのは、メリットもありそうですが、デメリットもありそうで、どう良いのか?というのがわかりにくいですよね。
そこで今回は、温水機能のメリットとデメリットを詳しく解説していきます。
温水機能って何?
そもそもこの温水機能ですが、公式で以下のように説明されています。
温水専用ヒーターで洗剤液を直接加熱。「お湯」の温度をキープして、濃密泡の力で洗うから、汚れも黄ばみもニオイもスッキリ落とせます。
パナソニック公式サイト
洗濯機の底に専用のヒーターがついており、そこで温めた洗剤とお湯で洗う事で、洗濯物の除菌や黄ばみの除去に効果がある、という機能です。
さらに目的によってお湯の温度が設定でき、除菌したいときは60°C、皮脂汚れやニオイを落としたいときは40°Cといったような微調整も可能となっています。
高温だとおしゃれ着の傷みが心配、という方でも安心ですね。
温水機能のメリットとは?
温水機能のメリットをまとめました。
- 汚れが落ちやすい
- 生乾きのニオイが取れる
- 寒い日に水温を上げて洗濯できる
汚れが落ちやすい
温水で洗うと、油汚れや皮脂汚れが格段に落ちやすくなります。
特に水では溶けにくい洗剤も、温水ならしっかり溶けて、汚れに直接アプローチできる事が研究結果としてわかっています。
たとえば、運動後のシャツにしみついた汗汚れや、子供の食べこぼしの汚れなど落ちにくい汚れも、温水を使うことで綺麗に落とすことができます。
生乾きの臭いが取れる
生乾きの臭いの原因は菌の増殖。
温水で40°Cや60°Cにして洗濯することで、洗剤の酵素を活性化させたうえで除菌する事ができるため、部屋干しをしたとしても生乾きの臭いが発生しにくくなります。
また、生乾き臭がする衣類も温水で洗浄する事で臭いのもとを分解してくれます。
寒い日に水温を上げて洗濯できる
特に北国に住んでいる人は、冬の早朝は水が冷たくなりがち。
冷たい水で洗濯しても汚れやにおいは落ちにくいので、温水にすることで洗浄力をアップさせることができます。
温水機能のデメリットとは?
便利な温水機能ですが、いくつかのデメリットも存在します。
- 電気代が高くなる
- コースによっては洗濯時間が長くなる
電気代が高くなる
温水を使用するため、通常の水洗いと比べて電気代が高くなります。
例えば、一回の温水洗浄で20円ほど追加のコストがかかるとされています。(60°Cの場合)
これが毎日のことになると、意外と大きな出費になるかもしれません。
コースによっては洗濯時間が長くなる
温水を使うためには、その分水を温める時間が必要です。
またつけおきコースだと、運転時間は最大415分になるので、その間次の洗濯ができなかったりといった事が発生します。
「朝の忙しい時間に、少しでも早く洗濯を終えたいのに…」と感じる方は、温水のコース以外を選ぶと良いでしょう。
温水機能付きドラム式洗濯機は誰におすすめ?
温水機能が特に役立つ人は以下の通りです。
小さな子供がいる家庭
泥んこ遊びが好きな子供の服や、食べこぼしが多い赤ちゃんの衣類は、どうしても汚れが多くなりがちです。
温水で洗うことで、こうした頑固な汚れもスッキリ落とせます。
また、除菌する力が強いというのも子供にとっては嬉しいポイントですね。
家族の衣類の臭いや汚れが気になる家庭
サラリーマンの男性などは外から帰ってきた時に汗をかいていたり、肌着の黄ばみ等が目立ちやすいことも多いです。
温水+泡の力で洗浄することで、黄ばみ汚れも落ちやすく、また除菌効果で汚れを予防する事も可能。
家族の服の汚れや臭いが気になる人におすすめです。
パナソニックの温水機能付きドラム式洗濯乾燥機一覧
パナソニックでは、温水機能を備えた以下のドラム式洗濯乾燥機が提供されています。
- NA-LX129DL/R シリーズ
- NA-LX127DL/R シリーズ
- NA-VG2900L シリーズ
- NA-VG2800L/R シリーズ
これらの機種は、2023年〜2024年発売の機種となっています。
まとめ
温水スゴ落ち泡洗浄の「温水」のメリットデメリットについて記載しました。
これらを理解したうえで、自分のライフスタイルに合った洗濯機を選びましょう。
特に小さな子供がいる家庭や服の臭いが気になる家族には大変有効です。購入前にしっかりと検討して、後悔のない選択をしてくださいね!