2024年10月に発売のPanasonicドラム式洗濯機に搭載された新機能「シワとり・消臭コース」に追加された「香り付け」機能。
具体的にはどんな効果があるのか、メリットやデメリットがあるのか、気になりますよね。
本記事では、この香り付け機能についての説明と、メリットデメリットを解説していきます。
香り付け機能とは?
Panasonicのドラム式洗濯機には、2023年発売モデルから、衣類のシワを取り、嫌なニオイを消す「シワとり・消臭コース」が搭載されています。
この機能に対して、2024年発売モデルから「香り付け機能」が追加されました。
この機能は、スチームを使用して衣類の繊維をリフレッシュし、シワを取り除きながら、柔軟剤の香り成分をスチームで衣類に付着させることで、香りの持続効果を高めるものです。
このコースは特に、頻繁に洗濯すると痛んでしまうような衣類に適しており、例えば、一度着ただけで洗濯するにはもったいないけれど、シワや臭いを取ってリフレッシュしたい場合にさらに柔軟剤の香りもつけることで、まるで洗濯したてのような衣類にする事ができるという特徴があります。
1kgの衣類(綿パンツ1本とカーディガン1~2枚)まで対応しているので、まとめて香り付けも可能です。
対応機種について
この「香り付け機能」は、Panasonicのななめドラム洗濯乾燥機の一部モデルで利用できます。具体的には以下のモデルが対応しています。
- NA-LX129DL/R
- NA-LX127DL/R
NA-LX129DとNA-LX127Dのその他機能の比較については、以下の記事で詳しく解説しています。
香り付け機能の仕組みについて
「香り付け」機能は、洗濯機がシワとり・消臭を行うタイミングで、柔軟剤の香り成分を衣類に付着させるプロセスです。
通常、柔軟剤は洗濯コースの時にしか投入されませんが、香り付け機能対応の機種のみ、洗濯以外でも柔軟剤を利用します。
スチームに柔軟剤の香りを含ませることで、シワ取り・消臭後の乾燥の工程において、水蒸気のみを揮発させ、柔軟剤の香りのみを衣服に残す機能です。
香り付け機能のメリット
- 時間の節約
- 衣類を傷めず洗濯後の香りが得られる
時間の節約
シワ取り、消臭、香り付けのすべてを一つの工程内で済ませることができるため、家事の効率が大幅に向上します。
特に、仕事や子育てで忙しい方には、洗濯にかける時間を短縮できる点で大きなメリットとなります。
衣類を傷めず洗濯後の香りに
香り付け機能により、頻繁に洗濯しない、できないような衣類でも快適に着用できます。
たとえば、外出先で一度着ただけの衣類でも、このコースを使用すれば、まるで洗いたてのような香りを纏うことができます。
お出かけ用の高級で、傷みやすい生地なんかはできる限り洗濯したくないですよね。
香り付け機能のデメリット
- 柔軟剤の消費が多い
- 効果の感じ方には柔軟剤の種類などにより個人差がある
柔軟剤の消費が多い
「香り付け」のためには通常の2倍以上の柔軟剤を使用する必要があります。(多め設定の場合は約3倍)
使用頻度が高い場合、通常の洗濯時での消費も考えると、タンクへの補充回数が増え、コストがかさむ可能性があります。
効果の感じ方には個人差がある
香りの付き具合や持続時間は、衣類の素材や柔軟剤の種類によって異なるため、思ったほど香りが持続しないと感じる方もいるかもしれません。
また、柔軟剤の香りに敏感な人には、逆にキツいと感じる可能性もあります。
まとめ
Panasonicの「シワとり・消臭コース」の「香り付け」機能は、おしゃれ着やボトムなど、傷みを気にしてあまり洗いたくないけど清潔にしたいという服にぴったりの機能。
ただ、何度もやると、思ったよりも柔軟剤の消費が激しく、コストがかさんでしまうと感じる可能性もあります。
使う際にもまとめて洗うなどバランスよく、自分のライフスタイルに合った使い方を見つけることで、この機能を最大限に活用することができるでしょう。