本記事では、パナソニックの最新ななめドラム洗濯乾燥機「NA-LX129D」のメリット、デメリットや購入がおすすめの人、おすすめしない人について解説します。
NA-LX129Dはパナソニックのななめドラム洗濯乾燥機のフラッグシップモデルで、2023年モデルの「NA-LX129C」の後継機種にあたります。
本機種はグッドデザイン賞や家電批評など各種レビューでも1位を獲得している機種として売れに売れた機種で、トリプル自動投入やナノイーX搭載でのカビ除菌機能、温水洗浄機能などが人気の機種です。
一方では、やはり価格帯が高いということから下位機種を選ぶ人も多く、価格の面や色の選択肢が少ないといったデメリットはあります。
NA-LX129Dに対する評価
NA-LX129Dに対する評価は以下の通り。
- 洗濯/乾燥機能は申し分なし
- 自動投入や遠隔操作で時短ができる
- デザインも良く部屋の雰囲気を損なわない
- 価格帯はネックだがカビ予防もあり長期利用可能
洗濯/乾燥機能は申し分なし
NA-LX129Dは過去機種に比べて温水機能や汚れはがしコース等、洗浄力の強化を図っており、これまでよりも高い洗浄効果が期待できます。
実際に、過去機種でも「汚れが落ちにくい」という口コミや評判も少なく、さらにナノイーX機能が搭載されているため、除菌効果も期待できます。
また乾燥機能もヒートポンプ式のため省エネで衣類へのダメージも少なく、かつヒートポンプ式はもともと国内ではパナソニックが初めて搭載したメーカーであるため仕組みとしてもかなり成熟しており信頼度は高いです。
自動投入や遠隔操作で時短ができる
NA-LX129Dの洗剤/柔軟剤/選べる洗剤のトリプル自動投入は、毎回の洗濯における洗剤の投入時間を劇的に削減できます。
洗濯の量に応じて、洗剤を測って入れ、柔軟剤を測って入れ…という手間が省けるので、洗濯物を入れてスタートするだけ。
さらに、スマホで遠隔操作もできるので、外出先からコースの選択や追加での乾燥など対応できるのもメリット。
洗濯から乾燥まで、今までかけていた時間が大幅に削減できるのはこの機種の最大のメリットです。
デザインも良く部屋の雰囲気を損なわない
デザインについては個人的な好みもありますが、パナソニックのドラム式洗濯乾燥機はCubleをはじめとして、デザインが非常に良いと感じています。
扉の部分と外枠の部分の比率であったり、操作部はタッチパネルでシンプル化されていたり、全体のバランスが完璧と言っていいレベル。
洗濯機は白が好みの人が多いと思いますが、部屋のオシャレな雰囲気を損なわない機種だと感じます。
価格帯はネックだがカビ予防もあり長期利用可能
機能が高機能であるため、やはり価格帯はネックです。
さらにパナソニックの本機種は指定価格となっているため、家電量販店での値引きができない機種というのも響いてきます。
ただ、ナノイーX機能であったり温水洗浄に対応していたりと、カビ予防に対しては最高基準。
洗濯機を使っていてどうしても避けられないのが洗濯槽のカビ問題ですが、それを少しでも先延ばししてくれるので買い替えサイクルを遅らせることができるのはメリットです。
NA-LX129Dのメリット
以下、NA-LX129Dのメリットをまとめています。
洗剤/柔軟剤/選べる洗剤が適量で自動投入されるので洗濯時間の節約になる
昨今は各メーカーの洗濯機も洗剤の自動投入の機種は増えてきましたが、3種類の洗剤に対応したのはパナソニックが初。
さらに選べる洗剤にはおしゃれ着用や漂白剤、汚れはがし剤が選べるので、各家庭のライフスタイルに応じた洗剤が選べるのはメリットです。
自動投入については、時短というのはもちろんのこと、洗濯のつど適量を自動で測ってくれるため、節約にもつながります。
自分で測るとついつい多めに入れてしまって買い替える頻度が増えてしまうので。
汚れがひどい洗濯物の予洗い不要
NA-LX129Dは「汚れはがしコース」という新たな機能が搭載されました。
これは汚れを事前に専用洗剤で分解しておくことで、今まで予洗いが必要だった汚れも、一度の洗濯で落ちやすくなる、という機能。
これも時短に繋がる良い機能です。
特に毎日部活などでユニフォームが汚れて洗濯が大変だ、という家庭の方だと、せっかくドラム式洗濯乾燥機を買ったのに毎日予洗いしている、となるのは厳しいですよね。
乾燥はヒートポンプ低温風なので省エネかつ洗濯物が傷みにくい
NA-LX129Dの乾燥方式はヒートポンプが採用されており、ヒーター式に比べて省エネなのが特徴。
さらに洗濯物が傷みにくく、ヒーター式に必要な「洗濯機設置部屋の換気」についても気にする必要はありません。
低温風と書かれると乾きにくいような響きですが、実際はしっかり乾いてくれます。
またヒートポンプ式はパナソニックが業界初ということもあり、リーディングカンパニーとしての技術も折り紙付き。最近はヒートポンプユニットクリーニングサービスも開始しており、乾燥の効きが悪くなっても安心。
乾燥について文句の付け所はありません。
温水で洗えるので黄ばみやニオイ、菌まで落とせる
NA-LX129Dは温水泡洗浄を取り入れている機種。
温水にするメリットは何かというと、洗剤の効果を最大限に高められるという点。
洗剤に含まれる酵素が、水温を上げることにより活性化するので、黄ばみや部屋干し臭の原因となる菌まで除去してくれます。
また温度についても、白物を高温で除菌する60°Cコースやおしゃれ着用の40°Cコース、寒い日用の15°Cコースなど幅広く対応。
今まで、乾燥させても取れにくかったニオイも除去できるのは嬉しいですよね。
ナノイーX搭載なので洗濯物の除菌や洗濯槽のカビ予防もできる
NA-LX129Dは、下位モデルであるNA-LX127Dにはない「ナノイーX」搭載機種。
今まで紹介した菌やニオイを除去する機能に加え、さらに微細なイオンが繊維の奥の奥まで入り込み、菌の働きを抑制するという効果があるのがこのナノイーXです。
花粉やウイルスも落とせる効果があり、アレルギー体質の人には助かる機能です。
また洗濯槽のカビ予防にも効果を発揮するため、カビは嫌!という人は本機能がついた機種を選んだ方が良いでしょう。
タッチパネルで操作しやすい
NA-LX129Dは操作パネルがカラーのタッチパネルとなっています。
前モデルからついている機能ですが、操作性は非常に良いです。
物理ボタンが減っていることから見た目もシンプルになっていてインテリアにも馴染みやすいというメリットもあります。
スマホからの操作にも対応
NA-LX129Dはスマホからの操作にも対応しています。
スマホから遠隔で操作できるので、一度洗濯が終わったものを乾燥にかけたり、再度洗濯したりと言ったことも家に帰らずに対応できるのはメリットです。
NA-LX129Dのデメリット
以下、NA-LX129Dのデメリットをまとめています。
指定価格制度のため価格が高く値引きができない(397,980円)
パナソニックの高価格帯の家電においては、指定価格制度が導入されています。
家電といえば、メーカ小売希望価格から、各家電量販店やネットショップの裁量で値引きをした額で販売される印象があると思いますが、指定価格制度が導入されたものについては値引きがなく、どこで買っても同じ値段になります。
多機能であり高価格であることに加え、値引きができないのも大きなデメリットです。
色の選択肢が少ない(白/サンドグレージュのみ)
洗濯機の色といえば白、という人は多いと思いますが、高級感のある部屋やスタイリッシュな部屋に洗濯機を置きたい!という場合は黒やメタリックグレー等の色を選択したいという人もいるかと思います。
NA-LX129Dはフラッグシップモデルながら、白とサンドグレージュの2色展開となっており、色の選択肢としては少ないです。
どうしても黒が良い!という人はパナソニックであればCubleのVG2900がおすすめです。
タッチパネルが苦手な人には不向き
タッチパネルは直感的な操作が可能な一面もありますが、やはり高齢者やデジタルなものに拒否反応を示す人にとっては難しいと思われがち。
物理ボタンが良い!という人も多いです。
NA-LX127Dであれば物理ボタンに対応しています。
使わない機能も多くなりがち
NA-LX129Dのメリットとして、いろいろなシチュエーションやライフスタイルに合わせた各種洗濯コースがあるという点がありますが、逆にほとんど使わずに終わるという家庭も
いろいろな機能が搭載されていることで不具合のリスクはやはり多少は増えるのと、機能が多いということで価格にも跳ね返ってきてしまいます。
多機能であるのは良いことですが、絶対に使わないという機能がもしあればそこはデメリットに繋がってしまうでしょう。
まとめ
NA-LX129Dのメリットとデメリットについて記載しました。
機能としては多機能で、どんなライフスタイルにも適用できるため機能性には優れた最高の機種です。
ただコストの面についてはやはり高いと感じる部分はありますので、コストと機能を天秤にかけて見るのが良いでしょう。
予算内であれば間違いなく「買い」の機種です。